うつ病になって周りに協力していただいたこと7選!家族編

前職は住宅の設計事務所で設計営業をしていた宮師 鈴です。
現在はイラストレーターとしてフリーで活動しておりますが、
設計事務所で働いていた時に『うつ病』になってしまいました。

うつ病になったけど、家族に理解してもらうにはどうすれば良いかわからない。
1日家にいるんだから、家のことをしないといけないよね・・・
家族がうつ病になった。どうしたらいい?

そんなお悩みを抱えているかたの、ヒントになることを紹介しております。
必ずしも正解というものではなく、あくまで私が経験し、家族に協力していただいたことをまとめています。

会社編はこちら
うつ病になって周りに協力していただいたこと7選!会社編
23歳でうつ病になった私が、実際に周りに協力していただいただ事を紹介しています。鬱病になった自分は会社でどうするべきか。社員が鬱病になったらどんな対応をしてあげると良いのか。そんなお悩みへのヒントにしていただければ幸いです。少しでも多くの方に届き、笑顔で過ごせる日が訪れるようにと願いを込めてまとめました。
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はじめに

泣いている女性の写真

私がうつ病になった原因はいくつか考えられます。

・長時間勤務や仕事が大好きすぎて、ワークライフバランスの崩壊
・事務所移転による環境の変化
・現在の主人と同棲を始めるための引っ越しによる環境の変化
・強い責任感・プレッシャーを感じやすい元々の性格

などが挙げられます。
あくまで一例で、他にも原因はあったように思います。

原因についての詳しい内容は、またお話ししますが、
上記の内容の通り、一般的によく言われる『パワハラ』『人間関係』が原因ではありませんでした。

仕事の追い込みや、自分自身の性格環境などの要因が重なり、うつ病を発症しました。

うつ病になって家族に協力してもらったこと

この頃、当時お付き合いしていた人と同棲を始めて3ヶ月くらいでした。
同棲を始めたときは家事もお互いの得意なものが異なっていたため自然と分担をしていました。

が、うつ病になってから私は家事もままならなくなっていました。
頭が働かないため、家事の順序がわからなくなったりもしました。

わがままもたくさん聞いてもらい、協力をしてもらったおかげで

・体が動かなく、ほぼ介護状態だった私が約半年で仕事を復帰できた。
・約半年で満足のいく掃除ができるようになった。
・会社の転換期ということもあり退職はしたが、フリーランスで仕事ができている。
・約1年で3時間ほどカフェでランチができるようになった。
・約1年で1時間ほどの運転ができるようになった。

など、できるようになった事がたくさんあります。
家族にたくさん協力をしてもらったおかげで今があります。

では、家族に協力してもらっていることは何か。

ギュッと絞って、7つにまとめました。

1 家事をお願いした

まずはやはり家事です。

共同で生活をしていく上で、家事を分担している方は多くいらっしゃるかと思います。
ですが、先ほどお話ししたように家事もできないような状態だったので、ほとんどの家事をお願いしていました。

一番気を遣ってもらったのが料理です。

・食生活を整えるための管理
・食べやすい大きさに食材を切る
・食欲のない私が少しでも食べやすいように調理

など、たくさん考えて作ってくれていました。
食欲が戻ってきて、ある程度食べれるようになってきたら食材の切り方を通常に戻したりと、元々の生活に戻りやすいようにも工夫をしてもらいました。

2 介護

ある日突然、体が全く動かなくなりました。

車から降りられない。マンションの階段を上がることができない。
仕事終わりに急にそんな状態になることがしばしばありました。

そんな時に、同居人(現在の主人)にマンションの階段3階分をおんぶで上がり、寝室まで運んでもらいました。

恥ずかしながら、トイレにも行けないときもあったため、トイレまで運んでもらうこともありました・・・。

3 よく話を聞いてもらった

話を聞いてもらうことも、うつ病を克服するためには大事な要素でした。

もともと話すことが好きだったが、ネガティブになっていたり情緒がとても不安定だったため泣きながら話していました。
それに加えて、うつ病で頭が働かないため

・話すのがとっても遅い
・何を話していたか途中でわからなくなる
・同じ話を数日後にしている

など、聴く側にとってはかなり寄り添う心がないと難しいほどの状態でした。

そんな中でも、親身に話を「うんうん」と聞いてもらっていました。
ネガティブになりすぎて良くない状態の時は気分を紛らわそうともしてくれました。

本当に、すごく救われた要素の一つです。



4 「何もしない」を認めたくれた

とにかく何もやる気が出ない。
体が言う事を聞かない。

そんな毎日で、1日1日を過ごすことが本当に苦痛でした。

毎晩毎晩、現在の主人が仕事を終えて帰ってくるたびに

ごめん、何もできてない・・・

と伝えていました。
1日中家にいたのに何もできていない。それが、どんなに体が動かない日でも罪悪感が大きく、毎日反省をしていました。

そんな中でも主人は毎日

いいよ〜
知ってる。笑

などと言ってくれていました。

つまり、私に対して期待をしないでいてくれていました。

期待されていないって
それもなんだか悲しくない・・・?

そう思われる方も多いかもしれませんが、期待されていないのは日々のプレッシャーもあまり感じずに過ごすことができました。

5 日々できた事を一緒に喜んでくれた

普段当たり前にできていたことがほとんど出来なくなり、本当に苦しい毎日でした。
少しやる気が出て動いても途中で疲れて立ち尽くしたりもしました。

そんな毎日だったため、自己肯定感を高めるためにも出来たことを振り返っていました。
そして、出来たことがあれば一緒に喜んでくれました。

子どものようですが、

すごいやんっ!

とも褒めてもらっていました。笑

でもこれが本当に効果ありで、徐々にできることが増えていくことへの喜びが増えていきました。

6 病院に一緒についてきてくれた

私は今でも心療内科に通っており、1年以上経った現在も主人は同伴してくれています。

運転ができなかった、歩けなかったなどと言った理由もありますが、

・私の病気を理解したい
過ごし方で注意すべきことは何か、自分も把握しておきたい
・自分に協力できることは何か
家での状態を客観的に見てどうなのかを医師に伝える

上記の理由で一緒に病院に来てくれています。

今では自分で話すこともでき、歩くことも運転をすることもできるので、どうしても仕事を抜けることができない日はひとりで行くこともありますが、ほぼ毎回同伴してくれています。

理解しようとしてくれる姿勢に本当に感謝です。

7 こんな状態なのに、プロポーズをしてくれた

最後はプロポーズです。

うつ病と診断されてから1ヶ月後、「結婚しよう」と言ってくれました。
病気になってしまったことで、迷惑をかけてしまうことや健康的ではないことに私は罪悪感がありました。
なので、本当にびっくりしましたし、とても嬉しかったです。

婚姻届を出すまで、月に1回は

本当に私で良いの?
健康的な人はたくさんいるよ・・・?

などと伝えてきましたが、それでも取り下げるようなことはせずに無事に入籍をしました。

今でもこんな私を嫁にもらってくれて本当に感謝しています。

また、こんなに協力的で支えてくれる主人と出会えて本当によかったです。

まとめ

以上、うつ病になって家族に協力してもらったこと7選をご紹介しました。

1 家事をお願いした
2 介護
3 よく話を聞いてくれた
4 「何もしない」を認めてくれた
5 日々できた事を一緒に喜んでくれた
6 一緒に病院についてきてくれた
7 こんな状態なのにプロポーズをしてくれた

この記事は、うつ病になった本人だけではなく家族の方にもぜひ読んでいただきたい記事になっています。

ひとりでも多くの方がこの記事で救われるように。
笑顔になれる日が早く訪れるように、心から願っております。

 

コメント

  1. […] うつ病になって周りに協力していただいたこと7選!家族編前職は住宅の設計事務所で設計営業をしていた宮師です。 現在はイラストレーターとしてフリーで活動しておりますが、 設計 […]

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